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Report: 浅草寺の節分会に行ってきました
都内近県でもたくさんの寺社で節分の行事が催されますが、年男やゲストの豆まきの他に七福神の舞が奉納されるという浅草寺(東京都台東区)に行ってみることにしました。
浅草寺(聖観音宗 総本山)は都内最古の寺院であり、江戸時代の初めに徳川家康公が幕府の祈願所と定めてから江戸文化の中心として賑わってきました。また節分の行事を初めて行った寺院であることが「江戸名所図会」に記録されています。
豆まきの掛け声は「千秋万歳福は内」のみで「鬼は外」の言葉は使われません。それは観音様の前には鬼がいないと考えられているからだそうです。
参考:http://www.senso-ji.jp/annual_event/setsubune.html
早めに行ったつもりでしたが10時半頃には雷門前は既に人だかりで修学旅行生のグループが目立ちました(トップ写真)。
節分会が始まる前に界隈の名物をチェックしてみました。学生さんたちに人気なのは芋ようかんソフト、あげまんじゅう、手焼きせんべい、人形焼あたりです。
腹ごしらえのために、いつも人が並んでいて買えなかった名物を食べてみることにしました。ジャンボめろんぱんです。弁天山手前の路地にあるお店ですが、幸い誰も並んでいません。
見た目とは違う柔らかさにびっくりです。外がカリカリのサクサクで中はふかふか。おいしゅうございました!
さて、ちょうど節分会の開始時間だったのですが、既に年男練行列が伝法院を出発して宝蔵門へ向かっているところでした(汗)。
年男による行列と豆まきは2回に分かれており、第一会が赤組、第二会が白組と呼ばれています。年男練行列は伝法院を出発して仲見世通りを歩き、宝蔵門をくぐって本堂へ向かいます。本堂内にて法要と豆まきがで行われた後、本堂東側に設けられた特設舞台にて一般客に豆がまかれます。
上の写真3枚は赤組の練行列と豆まきです。
赤組の豆まき、必死でカメラを構えていると容赦なく豆が振ってきました。周囲の女性から「イタイイタイ」という声が上がります。
参加者は帽子やバッグをひろげて豆をキャッチしようと必死でしたが、粒のまま蒔かれるためほとんどは地面に落ちてしまいます。
豆まきが終わるたびに掃き清められていました。一生懸命地面の豆を拾うお客さんの姿も見られ、中には拾いながら食べる人もいました。
上の写真3枚は白組の練行列と豆まきです。
豆まきの後、同じ舞台で七福神の舞が奉納されました。着ぐるみショーではありません。正式には「福聚の舞(ふくじゅのまい)」といい、浅草寺の三大寺舞(じまい)の一つです。鮮やかな色合いで目を楽しませてくれる笑顔の七福神がゆらゆらと揺れるように舞っていました。木の柵がちょっと(かなり…)邪魔ですね。
参考:http://www.senso-ji.jp/annual_event/jimai.html
文化芸能人節分会が夕方から執り行われ、林家正蔵三平兄弟、松島トモ子氏、アニマル浜口氏など大勢の文化人、芸能人が豆まきを行ないました。なお、この文化芸能人節分会は3回に分かれて行なわれました。
ちなみに、日が暮れると境内はライトアップされてみごとです。毎日日没より午後11時頃まで行なわれているとのことです(写真は別の日に撮影)。
取材:熊谷風実花
金龍山浅草寺
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