Report: 黒石寺蘇民祭が幕を閉じる2024年2月17日(動画あり)
妙見山黒石寺(岩手県奥州市)にて、令和6年2月17日(土)の午後6時から行なわれた最後の黒石寺「蘇民祭」に行った時のレポートです。他の報道機関の記事に紛れることのないよう、時期をずらしての記事公開とさせていただきました。
日時:令和6年2月17日(土)午後6時~
・裸参り(祈願祭) 午後6時〜
・別当登 午後7時半〜
・鬼子登 午後9時〜
・蘇民袋争奪戦 午後10時〜
数少ない檀家の高齢化や担い手不足を理由に黒石寺住職は今回の『黒石寺蘇民祭』を最後にすると決断。2023年の12月に発表され、一時ネットでも話題になりました。コロナ禍においては休止や縮小開催となりましたが、今回フルの次第に近い開催となり(柴燈木登は無し)、4年ぶりに護符の入った麻袋を奪い合う『蘇民袋争奪戦』を見ることができました。
メディア取材が多数のため、蘇民袋争奪戦の俯瞰撮影は代表取材という形になっており、当サイトでは水沢テレビ様、胆江日日新聞社様の素材を一部利用しております。
夕方の黒石寺。それぞれが準備を進めています。今回は特にメディアの三脚が目立ちます。
裸参り(夏参りまたは祈願祭)は庫裡から行列が始まり瑠璃壺川でクライマックスを迎えます。場所の確保が重要なため、今回も川縁で行列が来るのを待ち受けました。最初まず一人が川に入って水を被ります。
そして次々と下帯姿の男たちが川に入ります。掛け声は「蘇民将来」「ジャッソー」。
裸参りは三巡ありますが、ここからは二巡目の写真です。
三巡目は本堂(薬師堂)側へ向かい撮影しました。行列は本堂から妙見堂を回り庫裡へ戻ります。
別当登り。住職と蘇民袋が庫裡から本堂へ。
鬼子登り。数え年で7歳となる男子が大人に背負われて本堂へ向かいます。本堂では裸男たちが待ち構えています。松明が堂内に現れ、鬼子はその浄火を浴びせられます。鬼子は本来2人ですが、最後となる今回は1人となっています。
蘇民袋争奪戦。暗くなった堂内に蘇民袋が放たれます。蘇民袋を最後まで握っていた者がその年の取主(とりぬし)として表彰されるのです。これが黒石寺蘇民祭最大の盛り上がりとなり、終盤には集団は堂内から外へ移動します。コロナ禍前は道路を1キロほど移動していたのですが、今回は境内で終了となりました。
取主(菊地敏明さん)の囲み取材。
藤波大吾住職の囲み取材。
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2024年黒石寺蘇民祭の動画1 市長インタビュー・裸参り前半(約31分)
2024年黒石寺蘇民祭の動画2 裸参り後半(約30分)
2024年黒石寺蘇民祭の動画3 別当登・鬼子登・蘇民袋争奪戦前半(約68分)
2024年黒石寺蘇民祭の動画4 蘇民袋争奪戦後半・取主インタビュー・住職インタビュー(約70分)
取材:OTSnews編集部
黒石寺蘇民祭
https://kokusekiji.jp/蘇民祭/
妙見山黒石寺(こくせきじ)
https://www.kokusekiji.jp
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