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Report: 大光院で金粉ショーをこっそり見てきた
名古屋市中区大須の大光院は「明王さん」として親しまれている曹洞宗のお寺です。本尊は鳥瑟沙摩明王。赤門通というのがあるのですが、これは大光院の朱塗りの山門に由来するそうです。ここで金粉ショーがあるというので、16日にこっそり見て来ました。
このあたりは電気街としても知られた地域ですが、古くから大須観音の門前町として栄えた地域で、織田信長の伯父である織田信秀が開いた萬松寺や、この大光院など数多くの寺院がある寺町です。
金粉ショーは、この界隈で毎年開催されている大須大道町人祭(今年は10月15日と16日)の中で行われます。大光院はその会場なワケです。
この祭は今年で34回目となり、全国各地から大道芸人が終結し、17箇所の会場でパフォーマンスを披露するというかなり大きなイベントになっています。寺町の祭りがなぜ大道芸なのかというと、明治から昭和(戦前)にかけて盛り場として発展した大須では、大道芸が毎日のように行なわれていたからだそうです。
この金粉ショーは、舞踏集団『大駱駝艦』によるものです。お寺で金粉ショーというのは仏さん繋がりでしょうか。たぶん関係ないでしょうね。ちなみに祭の主催は大須大道町人祭実行委員会という大須の有志によるものです。とにかく人が多過ぎて撮影どころではありませんでした(泣)。
お寺の境内にも関わらず男女ともにTバックのパンツしか身につけていないワケですが、鳥瑟沙摩明王が「不浄除けの仏様」ということで、ココになったのでしょうか。江戸時代は遊郭(旭遊郭)で働く女性から「下半身の病を除く」ということで信仰されていたとのことです。
取材:北ノ宮ゆき