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Report: 宮城県松島の円通院で紅葉を見てきました


円通院
円通院(えんつういん)(宮城県松島町)は、日本三景松島の瑞巌寺山内にある塔頭で、臨済宗妙心寺派の寺院です。

伊達政宗公嫡孫『光宗公』の菩提寺で、正保4年(1647)に、瑞巌寺第100世 洞水和尚により「三慧殿」(さんけいでん)が建立され開山されました。

別名御霊屋(おたまや)とも呼ばれる「三慧殿」は 、宝形造、本瓦葺で、四周に高欄付の縁を巡らす格式ある方三間霊屋の遺構です。3世紀もの間、秘蔵とされてきたそうで、現在は国の重要文化財となっています。

「大悲亭」と名付けられた本堂は、光宗公の江戸納涼の亭として使われていた建物が移築されたものとのことです。本堂と、開山と同時に建てられたとされる山門は、松島町指定文化財となっています。

境内の庭は、石庭「雲外天地の庭」、「心字の池」を中心とした小堀遠州作といわれる「遠州の庭」、バラの庭「白華峰(びゃかほう)西洋の庭」、「三慧殿禅林瞑想の庭」で構成されています。

毎年秋には紅葉ライトアップが開催されており、2016年の開催期間は10月22日(土)~11月23日(水・祝)となっています。

2016年11月19日(土)、天気予報では曇りのち雨だったので、朝早くJR仙石線に乗って出かけました。ちなみに、仙台駅発午前7時33分(始発駅はあおば通駅です)に乗り、松島海岸駅まで約45分。駅からゆっくり歩いて、ちょうど午前8時30分の開門に間に合いました。

駅から45号線沿いに北へ向かうと看板が出てきます。紅葉ライトアップの案内板もありました。そこを左に曲がると、突き当りに天隣院、そして道なりに右へ曲がると、左手に天隣院の霊園、岩の間を抜けて法雲庵の駐車場があり、その向こうに円通院があります。近隣の駐車場は1回500円が相場のようです。
円通院

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円通院の向かい側には、紅蓮尼の和歌が刻まれた歌碑と、「三聖堂」があります。
円通院

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円通院入り口の左手にある「覚満禅師の墓と防火石」。
円通院

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円通院山門とチケット売り場。境内での三脚、一脚、自撮り棒、ドローンは禁止されています。また、ライトアップ期間中は、午後4時30分には退出しないといけないようです。
円通院

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土曜日なのに、参拝客は非常に少なく、ほんの数名程度。山門を入ると紅葉の景色が広がっていました。
円通院

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山門を入ってすぐ左手には「縁結び観音」。チケット売り場と「縁結び観音」の窓口で売っている「縁結びこけし」を奉納すると、願いがかなうとか。結婚式の案内もありました。
円通院

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「縁結び観音」の横の小道と、参道の石仏。
円通院

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ここからは拝観順路に従って進みます。
「境内図」:円通院公式サイト(別ウィンドウで開きます) http://www.entuuin.or.jp/keidai/

参道左手の石庭「雲外天地の庭」。
『「天の庭」は松島湾に実在する七福神の嶋を仏の庭として表し、「地の庭」はいのちを意味した「三宝の庭」です。松島湾は白砂で周囲の山々はコケで表し、「天」と「地」には天水橋がかかり「天の庭」と「地の庭」を結ぶ掛け橋です』(公式サイトより抜粋)
円通院

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石庭を過ぎ、参道正面の小さい山門の向こうには本堂がありますが、拝観順路に従って「三慧殿」方面へ。石庭の端の「天水橋」あたりと東屋を経て、小さな灯篭が並ぶ道を進みます。
円通院

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右手の横道の向こうに本堂をちらりと見ながら直進すると、石段の上方に「三慧殿」が見えてきます。扉の内側にはガラスがあって、空が写り込んでしまいました。
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「三慧殿」の右横から奥へ進むと、お地蔵様、そこから右に曲がると洞窟群があります。伊達政宗の七男の「伊達宗高並殉死者供養塔」などが納められています。丸い奇妙な玉は、ライトアップに使われるもので、通常はありません。
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「三慧殿禅林瞑想の庭」。スギ林に囲まれた自然庭園。
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バラの庭「白華峰(びゃかほう)西洋の庭」。「三慧殿」の厨子に描かれているバラなどの植物をモチーフにした、仏教とキリスト教の融合によるバロック的な庭とのことです。
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本堂へ向かう手前の横道と、樹齢7百年以上の「おんこ」。「おんこ」はイチイ科の植物で、「八方睨みの名木」と称せられているそうです。
円通院

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「遠州の庭」を右手に見て、左手に本堂があります。「遠州の庭」は伊達藩江戸屋敷にあった小堀遠州作の庭を移設したといわれています。夜には「心字の池」もライトアップされ、水鏡に映る幻想的な紅葉が見られるそうですよ。
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本堂。本尊は聖観世音菩薩。とても開放的な本堂です。
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本堂の向かって右隣りの建物では「数珠つくり体験」ができます。料金は1,000円からで、材質によって異なります。10分~15分で完成するとのことですが、時間が無い人には販売もしているようです。
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後ろを振り返りつつ、小さな山門から出て、石庭、山門を再び通り、駅へ向かいます。
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円通院の向かい側、「三聖殿」のある路地を通ってみたら、軽食と無料足湯のコーナーがありました。通り過ぎたのが午前9時半頃、まだ営業していませんでした。45号線に出ると、角に土産店と、たい焼と牛タンの軽食店があります。カキの季節でもありますね。松島には、その場で焼いて食べられるカキ小屋もありますよ。
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駅に戻ってきました。山門を出る頃には次々と参拝者が訪れてきましたが、本番は夜のライトアップ。見頃を迎えた土日・祝日の午後5時30分~午後7時までは、大変混雑するとのことです。(Webサイト参照)
円通院

朝早くの参拝は男性の一人客が数人ほどで、千葉県から写真を撮りに来たという男性が「今年の紅葉はここ何年かで一番きれいですよ」と教えてくれました(11月19日現在)。

場所:円通院(宮城県松島町松島字町内67)
拝観時間:4月~11月/午前8時30分~午後5時
     12月~3月/午前9時~午後4時
     ※閉門の30分前までに入ってくださいとのことです。
拝観料:大人300円、高校生150円、小中学生100円
注意事項:三脚、一脚、自撮り棒、ドローンの使用は禁止

取材:熊谷風実花(2016.11)


円通院
http://www.entuuin.or.jp/

瑞巌寺
http://www.zuiganji.or.jp/

Report: 宮城県松島の瑞巌寺で「本堂公開」と「大白隠展」を見てきました
http://otsnews.jp/stories/13281

Report: 元旦に仙石線で松島の瑞巌寺に行ってきました
http://otsnews.jp/stories/5049

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