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Report: 長谷寺の潅仏会に行ったら終わっていました(泣)
4月8日に、花の御寺として知られる真言宗豊山派総本山の長谷寺(奈良県桜井市)の花まつり(潅仏会)に行ってきました。長谷寺は牡丹・桜・紅葉などが見られる「花の御寺」とも言われ、桜の名所としても知られています。さっそく入口に咲き始めの桜がありました。
近鉄からもこのようなポスターが出ています。
階段を登りきり、受付まで行くと大きな「仁王門」が待ち構えています。受付では「桜を目当てに来た」と話しているグループが何組も並んでいました。しかし受付の人によると「気温が上がらず、桜の開花が例年より1週間遅れている」とのこと。
仁王門をくぐると、399段にも及ぶ「登廊」が続きます。かなり長いのですが、段差は小さく作られているので、思ったより疲れません。
登廊は上中下と三廊に分かれており、途中に様々な見所が用意されています。こちらは現在行われている特別寺宝展(Webサイトには具体的な案内も無いようです)。間近で大きな閻魔大王像などを見ることができるそうです。
右手には牡丹の庭が広がります。「花の御寺」として名高い長谷寺ですが、最も有名なのは牡丹の花。今年は4月21日~5月13日に、「ぼたん祭り」が行われます。
登廊の2層目の踊り場では、「貫之梅」が満開でした。この梅は、紀貫之の「人はいさ 心も知らず故里の 花ぞ 昔の 香ににごひける」の句で読まれた梅の花と言われています。
登廊をのぼりきると、右手に大きな本堂が見えます。
向かって右側が「本堂」、左側が「礼堂」となっており、ともに国宝です。
多くの人が参拝に訪れていました。
花まつり(潅仏会)は、お釈迦様の誕生時に甘露の法雨が降ったことから、甘茶をお釈迦様にそそぐ法要です。長谷寺では礼堂で行われていたようでした。しかし行ってみると、法要はすでに終わった様子。辺りには甘茶を飲んでいる人々がいました。10時半頃には、お釈迦様の誕生仏や花御堂など、なんと全て片付けられてしまいました。
気を取り直して礼堂をまわることにしました。礼堂は舞台造りで、せり出すようになっています。
舞台部分(外舞台)から見た礼堂正面です。
外舞台からは五重塔も見えます。桜が満開になると五重塔を囲んで一面ピンク色に染まり、人気の撮影スポットとなるそうです。
外舞台からは登廊も眺めることができました。天気がよくて何よりでした。
本堂には本尊、日本最大の像高10mもある「木造十一面観音像」が安置されています。この日は、本尊の足に直接触れることができる「総本山長谷寺本尊大観音尊像 特別拝観」が行われていました。これを目当てに参拝する人も多く、特別拝観の受付前は多くの人で溢れ、僧侶が外に出て説明をしている姿も見られました。
特別拝観では「五色線、十一面観音御守護、本尊御影大画軸の写し」を貰うことができます。五色線を左手に巻き、本尊の足に触ってお参りをします。真下から眺める仏様の顔は、迫力がありました。
本堂を出て下へ降りていくと、五重塔があります。桜(ソメイヨシノ?)はまだつぼみの状態で咲いていませんでした。
枝垂れ桜は咲きはじめています。
「花の御寺」というだけあり、他にも様々な花が咲いています。
ハクモクレンも咲きはじめです。
総本山長谷寺本尊大観音尊像特別拝観(平成24年3月4日〜5月31日)
総本山長谷寺本尊御影大画軸特別拝観(平成24年3月4日〜5月20日)
宗宝蔵
取材:宮野茉莉子

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