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共催展「親鸞と被差別民衆」大阪人権博物館にて開催中


20111130 1
大阪人権博物館と東本願寺(真宗大谷派)と西本願寺(浄土真宗本願寺派)の共催展が開催中です(会期は会場により異なります)。会場はリバティおおさか(特別展示室)、西本願寺(白洲総合案内及び龍谷ミュージアム1階)、東本願寺(東本願寺参拝接待所視聴覚ギャラリー)の3ヶ所。1月19日には関連シンポジウムが行なわれます(東本願寺)。

浄土真宗の宗祖である親鸞聖人が亡くなって750年の時にあたり、関心が高まっています。親鸞聖人は、当時「屠沽下類(とこげるい)」などとされてきた人々をはじめ多くの民衆と出合い、ともに生きるなかで、すべての人が等しく救済されるとする悪人正機説をとなえました。また、戒律において僧侶の妻帯を否定し、女性を蔑視した存在と見た当時にあって、親鸞聖人は妻帯をし、ともに生きました。
本展では、親鸞聖人の思想とあらためて向き合うことで、彼が生きた時代の身分制と被差別民について考え、親鸞聖人が克服しようとしていた問題について明らかにします。
また、被差別部落の多くは浄土真宗と深い関わりがあることから、真宗をはじめとした仏教と部落問題の歴史についても知るとともに、親鸞聖人の思想を生き方を通して、浄土真宗がこれまでの歴史のなかで部落問題とどのようにかかわってきたかをたどり、これからの部落問題について考えます
そして、そのことによって、「なぜ、いま親鸞なのか」という現代における親鸞思想の意義を確かめることによって、人間解放への道を明らかにしたいと思います。

リバティおおさか
【期間】2011年11月22日(火)~12月18日(日)10:00~17:00(入館は16:30まで)
【会場】大阪人権博物館リバティおおさか 特別展示室
【入館料】大人250円 大高生150円(20名以上の団体料金 大人200円 大高生100円)中学生以下・65歳以上、障害者(介助者含む)は無料
【休館日】11月24日、25日、28日、12月12日
【展示内容】資料+パネル
 1. 親鸞の生涯
   ・山を出てて
   ・恵信尼と親鸞
   ・被差別民衆とともに
   ・非僧非俗
 2. 濁世を生きた親鸞
 3. 親鸞の教えと被差別部落の人びと
 学芸員による展示解説:2011年12月10日(土)11:00~

西本願寺
【期間】2011年12月4日(日)~2012年1月16日(月)5:30~17:00
【会場】白洲総合案内 及び龍谷ミュージアム1階(龍谷ミュージアムは12月26日(月)~2012年1月6日(金)閉館)
【入館料】無料
【展示内容】人権パネル展

東本願寺
【期間】2011年12月3日(土)~2012年1月22日(日)9:00~16:30
【会場】東本願寺参拝接待所視聴覚ギャラリー
【入館料】無料
【展示内容】資料+パネル
【関連企画】シンポジウム「親鸞と被差別民衆」(仮)真宗大谷派宗務所議場

共催展チラシ(PDF)

大阪人権博物館 リバティおおさか
東本願寺(真宗大谷派)
西本願寺(浄土真宗本願寺派)


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