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Report: 三瀧山不動院の新年一番大護摩祈祷会に行ってきました


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2013年元日、三瀧山不動院(宮城県仙台市)の新年一番大護摩祈祷会が厳修されるというので大晦日から行ってきました。地元では商売繁盛の福の神とされる仙臺四郎(福の神といっても仙台に実在した人物)が安置されていることでも知られています。三瀧山不動院は真言宗智山派の寺院で、加持祈祷を専門としており、本尊は大日大聖不動明王(三瀧不動尊)です。

三瀧山不動院の創建年は不明ですが、郷土資料によると慶応元年(1865)加藤タケ尼律師が四寸ほどの不動尊を拾って安置したところ神がかりとなって様々なことを口走り、それが皆的中したことから人々の信仰を集めたのが開山の縁起と伝えられています。

仙台駅近くのクリスロード商店街の中ほど、仲見世の狭い路地を入って行くと正面に本堂があります。本堂はビルの内部にあるため、普通の寺院のような建築物は見られず、まるで洞窟の内部にあるような独特の雰囲気です。

気をつけていないと通り過ぎてしまいます。目印はアーケードに下げられた大きな絵馬。
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商店の間に挟まれてひょっこり現れる山門です。お茶や御菓子などのお店(仲見世)は2日が初売りとのことでシャッターが降りています。
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仲見世で唯一お守りとお札が売られているところ「おふだば」。
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熊手と絵馬。
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本堂手前右手にかかる縁起。
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階段の上が本堂です。写っていませんが左手にエレベーターがあります。2階に十二支の守り本尊が安置されているそうです。年が明ける10分前くらいだったのですが、奥の本堂では30名ほどが座って祈祷を待っていました。
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まもなく新年です。僧侶5名が本堂へ入りました。
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年が明けると共に祈祷が始まりました。堂内はいっぱいです。
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護摩が焚かれています。
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下から再度撮影。
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本堂内に安置されている仙臺四郎(仙台四郎)像。商売の神様として知られており、三瀧山不動院は仙台の観光名所のひとつとして紹介されています。
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仙臺四郎は江戸時代末期から明治35年頃に実在した人物で、鉄砲職人の家に生まれたそうです。毎日町を徘徊し、ほとんど話せず「四郎馬鹿(シロバカ)」と呼ばれていましたが、笑顔を絶やさず子供に好かれ、四郎が立ち寄る店は必ず繁盛し、彼が抱いた子供は丈夫に育つと言われたことから、旧家や老舗などでは四郎の写真が飾られ、家内安全、商売繁盛の福の神として信仰されるようになったそうです。

ふらりと立ち寄る若者もいましたよ。観光客もチラホラと。
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お守りやお札と並んで様々な仙臺四郎グッズも売られており、置物は辰巳の方向を向けるか、店の入口の方を向けて飾るのが決まりだそうです。
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祈祷会は5日間行われますが、仙台の商店街では2日から始まる初売りが有名で、買い物を兼ねて参拝する人も多いとのことです。

取材:熊谷風実花

三瀧山不動院

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