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Report: 紅葉の書写山円教寺を巡ってきました(その2)


書寫山圓教寺
11月23日(日)に訪問した書寫山圓教寺(兵庫県姫路市)の紅葉レポート(その2)です。上の写真は摩尼殿の手水鉢。

先のレポートで摩尼殿のふもとにインドカレー屋さんが出店していると書きましたが、その近くで地蔵講が行われていました。毎月23日に行われているようです。
地蔵講
地蔵講

さて、摩尼殿に登ります。まずは、階段。お年寄りにはキツイですが、手摺が用意されています。
階段

階段の上にもいくつもの観音菩薩が。
階段の上にもいくつもの観音菩薩が

摩尼殿の正面に辿り着きました。
摩尼殿の正面
摩尼殿の正面

摩尼殿の横には広場やトイレ(写真奥)があります。右手の建物は寺務関係のものでしょうか。ここには車も上がって来れるようになっています(関係者用)。
広場やトイレ

摩尼殿の掲示物。フォトコンテストは神姫バス主催。
摩尼殿の掲示物
摩尼殿の掲示物
摩尼殿の掲示物

摩尼殿内部(写真撮影OKの旨をいただきました)。摩尼殿は実質の本堂のようで、本尊如意輪観音菩薩が安置されています。観音像は通常非公開。
摩尼殿内部
摩尼殿内部
摩尼殿内部
摩尼殿内部

摩尼殿中の脇にある賓頭盧尊者(びんずるさん)。棒で撫でるようになっています。
賓頭盧尊者
賓頭盧尊者

摩尼殿から見下ろした湯屋橋付近。紅葉が真っ盛りです。
摩尼殿から見下ろした湯屋橋付近

次に摩尼殿の横から杣観音堂、大仏を経て大講堂へ向かいます。ふと見ると別の道の案内が。白山権現に向かうルートがあるようですが、自然探勝路ということでハードな模様。
ふと見ると別の道の案内が

ということで、大講堂に直行します。林を抜けて、杣観音堂、大仏。
林を抜けて
杣観音堂、大仏

所々、立派なスギの木があります。
立派なスギの木

スミレモの解説板、そして三之堂(みつのどう:大講堂、食堂、常行堂)が見えてきました。ちなみにスミレモらしき藻も撮影。
スミレモの解説板、そして三つの堂
スミレモらしき藻

右から大講堂、食堂、常行堂。
右から大講堂、食堂、常行堂

大講堂。
大講堂
大講堂

食堂(じきどう)。ショクドウじゃないですよ。ここは修行僧の寝食のための建物だったそうです。
食堂(じきどう)
食堂(じきどう)

常行堂(じょうぎょうどう)は常行三昧の堂ですが、一般向けに坐禅(止観)の場として使われています。左右だけでなく奥にも広いです。
常行堂(じょうぎょうどう)
常行堂(じょうぎょうどう)
常行堂(じょうぎょうどう)
常行堂(じょうぎょうどう)

食堂では特別展(1階)と寺宝の展示(2階)が行われていました(展示物は撮影禁止のものもあるため、写しておりません)。1階には売店もあります。2階はぐるりと外廊下を廻ることができます。写経が1階で行われていますが、般若心経のほか、『はなびら写経』という散華に観音経の一部を書くものも用意されていました。
特別展
食堂2階
はなびら写経

食堂の大講堂側には弁慶鏡井戸がありました。
弁慶鏡井戸
弁慶鏡井戸

食堂から参道を振り返ると、本多家廟所と賽蔵跡があります。
本多廟
本多廟
本多廟
本多廟
本多廟
賽蔵跡
賽蔵跡

賽蔵跡の横にこんな看板があったので行ってみます。
こんな看板が

坂道を上がって行くと左手に塔頭の仙岳院が見えます。このあたりも紅葉が美しいのですが参拝客は少なめです。
仙岳院
仙岳院
仙岳院付近

仙岳院の近くにある愛宕社本殿。元徳3年の落雷で大講堂、食堂、常行堂が消失したのですが、その後に火伏せの神として建立されたと伝えられています。
愛宕社本殿

しばらく行くと山頂に出ます。このあたりは黒田官兵衛が本陣を張ったとされる十地坊跡で、赤松氏の置塩城を一望できるポイントでもあります。
十地坊跡
十地坊跡

十地坊跡から坂を下って5分ほど歩いたところに白山権現(十一面堂)があります。
白山権現
白山権現

白山権現の近くには日天龍八王神が。実はこの写真の他に白山権現を挟んで反対側にもあるようです。脇侍のような関係でしょうか。
日天龍八王神

距離はありましたが来た道を戻って、大講堂から奥之院(不動堂、護法堂、護法堂拝殿、開山堂)へ向かいました。
来た道を戻って

不動堂。
不動堂
不動堂

護法堂。工事中ですが、「紅葉まつり」ということで中を見学できました。建物は二つあり、向かって右が乙天社、左が若天社です。
護法堂

ヘルメットを被って入ります。スタッフは播磨社寺工務店さん。
ヘルメットを被って入ります

護法堂はそれぞれ同寸同型の春日造りで、小規模ながら細部の手法に優れ室町末期の神社建築の特色をよく表しているとのこと。屋根は檜皮(ひわだ)葺きです。
春日造り
春日造り
檜皮葺き
檜皮葺き

檜皮葺きの説明。使っている檜は書写山内のものと外部調達のものの混合とのことです。
檜皮葺きの説明
檜皮葺きの説明
檜皮葺きの説明

釘は竹釘を使います。口に含んで出しながら打つそうです。金槌も専用。希望者は竹釘打ちの体験もできました。
竹釘を使います
竹釘を使います
竹釘を使います

護法堂拝殿(弁慶の学問所)。
護法堂拝殿
護法堂拝殿

開山堂。隣接する護法堂のカバーで片方が隠れてしまっています。軒下の四隅に左甚五郎作と伝えられる力士の彫刻があります。参拝で見られるのは手前左右のみ。
開山堂
開山堂
力士の彫刻
力士の彫刻
開山堂

開山堂の傍らに和泉式部の歌碑があります。性空上人を訪ねたことで歌碑が作られたようです。
和泉式部の歌碑
和泉式部の歌碑

その1へ。
続きはその3へ。

取材:OTSnews編集部(2014.11)


書寫山圓教寺
http://www.shosha.or.jp/

書写山ロープウェイ
http://www.mt-shosha.info/


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