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Report: 鎌倉国宝館で「特別展 鎌倉×密教」を見てきました


特別展 鎌倉×密教
鎌倉国宝館で11月27日まで開催されている「特別展 鎌倉×密教」を見てきました。先日行ってきた金沢文庫「特別展 愛染明王」の半券で100円割引きです。

奥が鶴岡八幡宮の本宮

奥が鶴岡八幡宮の本宮です

仏教の知識が乏しい私は学芸員さんの解説がある土曜日に行くことにしました。鎌倉国宝館は鶴岡八幡宮の境内にあり、鎌倉駅からの小町通りや、境内でも鶴岡八幡宮の本宮方面はたくさんの人出でしたが、国宝館の近辺は静かでした。

鎌倉国宝館

鎌倉国宝館入口ですが、本宮と比べて人出は少ないです

594.92平方メートルの展示室には団体を含めて約50名ほどの見学者がいました。解説を聞く人もほぼ同数で後ろで聞いていると展示品が見えにくい状態です。展示室は仏像のエリアと書状や仏画の2つのエリアに別れており、じっくり見ても疲れない程度の展示規模だと思います。

学芸員さんいわく、「鎌倉×密教」の「×」についての質問が多いそうです。特に深い意味は無く読み方も無いとのこと。また、鎌倉国宝館は大正12年の関東大震災によって甚大な被害を受けた文化財を修理保存するために計画され、昭和3年に開館したそうです。

鎌倉の仏教は一般的に禅宗、律宗、浄土宗、真宗、日蓮宗などの「鎌倉新仏教」のイメージがありますが、今回の特別展では鎌倉と密教の関係が様々な展示品によって紹介されています。近世以前には現在の鶴岡八幡宮は「鶴岡八幡宮寺」と呼ばれ、密教僧たちが活躍する場であったようです。

鎌倉幕府や将軍家、北条氏、関東公方らのためにさまざまな密教祈祷が行われていたことが書状などに記録され、源平の合戦、蒙古襲来、南北朝争乱など、鎌倉~室町期における密教の役割を知ることができます。

展示されている仏像を少し紹介します。

  • 鎌倉幕府中枢が造像した現存希少の大日如来坐像(伊豆・修善寺所蔵)
  • 木造の多い時代にめずらしい銅像の大日如来坐像(小田原 ・宝金剛寺)
  • ポスターのモデルとなった迫力ある不動明王像が中央に配された五大明王像(鎌倉・明王院所蔵)
  • 微笑んだ顔と片膝を立てたくつろいだような姿と土紋(どもん)が特徴的な如意輪観音菩薩坐像(鎌倉・来迎寺所蔵)※注1
  • 柔らかい布の衣服をまとい2本の手で琵琶を持つ密教系の特徴を示す弁才天坐像(鎌倉・鶴岡八幡宮)
  • 文永2年(1265)まで鶴岡八幡宮の本尊であったと考えられている愛染明王坐像(五島美術館蔵)
  • 関東大震災で大破、このたび東京芸大で修理復刻後初公開の愛染明王坐像(鎌倉・青蓮寺)

注1:土を固めた模様を貼り付ける鎌倉特有の装飾です。

他にも鎌倉と密教の関係を知ることができる興味深い展示品が並び、神仏の垣根を越えた自由な仏教のあり方を歴史の中に垣間見ることができました。共催の「愛染明王」を合わせて見ることがオススメです。

学芸員さんの説明のおかげで、展示品をより楽しく見ることができましたヨ。

特別展 「鎌倉×密教」
2011年10月15日(土)~11月27日(日)開催
開館時間:午前9時~午後4時30分(入館午後4時まで)
※毎週土曜日午後2時から約1時間、担当学芸員による列品解説あり
主催:鎌倉国宝館(鎌倉市教育委員会)
共催:神奈川県立金沢文庫
後援:文化庁、NHK横浜放送局
観覧料:一般600円(420円)/小・中学生300円(210円)
※( )内は20名以上団体料金
※鎌倉市内の小・中学生と、市内の65歳以上の方は無料
※半券で共催展「愛染明王」神奈川県立金沢文庫との相互割引あり 

特別展 鎌倉×密教

鎌倉国宝館

取材:熊谷風実花

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