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Report: 黒石寺の蘇民祭に行って来ました(その1)
岩手県奥州市水沢区にある天台宗 妙見山黒石寺(こくせきじ)にて、旧暦正月7〜8日の1月29日(日)から30日(月)にかけて、夜通し行なわれるという「蘇民祭」に行って来ました。
蘇民祭といえば特に黒石寺蘇民祭がネットでもよく知られているようですが、ほぼ日本全国に分布している地域の祭だそうです。ここ黒石寺の場合は五穀豊穣と厄除けを願い蘇民袋を奪い合うという形態をとっています。
日時:平成24年1月29日 午後10時〜翌早暁(7時頃)
・裸参り(夏参りまたは祈願祭) 午後10時
・柴燈木登り 午後11時30分
・別当登り 午前2時
・鬼子登り 午前4時
・蘇民袋争奪戦 午前5時頃
OTSnewsでは寒さ以上に厳しい予算の中、デジカメ2台とビデオカメラを持って現場入りしました。
関係者に配られた会場案内図です。
お寺の入口です。雪はさほど多くありませんが、除雪されたのでしょう。臨時駐車場が近くに用意されていたのですが、そちらは雪の中でした。写真の左側がお寺、右側が観光案内所テントと食堂等がある観光施設「東光庵」。「東光庵」は夜中もやっていました。夜8時前です。
臨時の観光案内所テント。奥州市の観光物産課に申し込んでいた取材陣はここで挨拶。物産も売っていたようです。
寺名右の立札に「黒石寺蘇民祭執行一月二十九日」とあります。
境内には屋台が少しだけ出ていましたが、魚肉類はありません。タコ焼きもタコ抜きでした。
境内には参加各グループに分かれてたくさんの仮設小屋(精進小屋)があります。それぞれ藁作りで趣があります。本堂(薬師堂)に向かって境内を少し進むと左に「蘇民祭に親しむ会」による「飲んで食べて会費1,000円」と書かれた休憩所がありました。大きな鍋がいくつもあって、屋台好きの筆者としては我慢するのが辛いところでした。
掲示されていた祭のプログラムです。蘇民袋争奪戦には取材陣も参加できます。取材を申込むと「出ますか?」と聞かれましたよ。
さらに本堂に進んで階段を登ると左に「蘇民食堂」。ここは一般観光客でも入れる一見さん歓迎の仮設食堂です。残念ながら時間に追われ且つ大きな機材を抱えた記者は入ることができませんでした。トイレが近くなっても取材に差し支えますしね。いずれはプライベートで来たいところです。
午後8時頃の「蘇民食堂」の中です。見るからに癒されます。なお、青い光が写っているのはレンズのゴーストです。
午後8時30分頃の人が増えた「蘇民食堂」。このあと満員になります。
「蘇民食堂」の向かい側の休憩所です。青年部の方々がスタンバイされておられます。
「蘇民祭案内所」です。蘇民袋争奪戦に参加する人はここで申込みます。一般の方も蘇民祭に参加できるのですが、争奪戦のみ登録制だということです。
「蘇民祭案内所」では、お寺の授与品が売られていました。なんと御札がグッズ並みの300円と500円です。
「蘇民祭案内所」付近から見上げる本堂(薬師堂)です。
本堂のアップ。右から『薬師如来』と書かれています。
本堂から見下ろした境内です。
本堂手前左に並ぶ仮設小屋の休憩所です。左奥が本堂、正面が鐘楼堂です。
右奥は鐘楼、左の精進小屋は争奪戦参加者着替所です。
本堂左側に陣取る幸友会。
三宝殿左側に陣取る黒石区長会。
裸参りで身を浄める瑠璃壷川はお寺を出てすぐのところにあります。先に状態を見て来ました。
塞き止めてあって、少し池のようになっていますが、深くはないようです。報道陣の中には川の中に入ってスタンバイしている人もいました。
ガチで凍ってます。例年以上だそうです。
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その3へ。
その4へ。
その5へ。
その6へ。
取材:OTSnews編集部