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Report: 黒石寺の蘇民祭に行って来ました(その5)
1月29日夜から30日未明にかけて行なわれた黒石寺蘇民祭のレポート(その5)です。
蘇民袋争奪戦 午前5時~
蘇民袋とは、將軍木(かつのき)で作った六方形の小間木(蘇民將来=護符)を入れた麻袋(祈願者が1日で紡いだもの)で、争奪戦ではこれを裸の者達が奪い合いをします。中の小間木も投げられて奪い合い、また蘇民袋を奪った者(締め口を持ち続けた者)は、取主(とりぬし)、準取主として表彰されます。
いよいよ争奪戦が始まります。「ジャッソー!ジャッソー!」という男達の声が響きます。
もう、身動きがとれません。
見学者との境目はありませんので、これ以降は皆が入り交じっての大混戦になります。
左側の格子に掴まっていた親方が飛び降りました。蘇民袋に切れ目を入れるそうです。
蘇民袋に切り込みを入れる作業中の親方。
いよいよ始まりました。
六方形の小間木が投げられています。小間木の奪い合いになります。
小間木の拡大です。
本堂西側の取材陣の真下に集団が移動してきました。いずれも蘇民袋を求め本堂外陣でもみ合っているところです。テレビ局の人も巻き込まれています。
争奪戦の集団は、もみ合いながら本堂の外へ出て行きました。
集団はもみ合いながら寺の外に出て道路を進みます。
黒石寺から数百メートル離れた道路の端で決着。審判が折り重なった人を剥がして取主(=蘇民袋を取ったもの)を確定しました。周りは雪の中、夜も開け始めています。
精進小屋も撤収が始まりました。
お店の屋台も撤収です。
表彰式が鐘楼堂で行なわれました。取主と準取主が別当(住職)から表彰されます。
取主の賞品には米俵一俵。地元の方が取主になられたのは久方ぶりだそうです。
このあと、参加者全員におにぎりや酒が振る舞われました。
これまで争奪戦開始から約2時間。
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その2へ。
その3へ。
その4へ。
続きはその6へ。
取材:OTSnews編集部
