- 隨心院、「和傘の光彩展」開催中、11月22日から「秋の夜間特...
- 比叡山延暦寺『秋季特別展「比叡山と平安京」』開催中、12月1...
- 興福寺、11月25日に歌舞伎座にて「第13回興福寺文化講座」...
- 仁和寺『霊宝館 秋季名宝展「仁和寺と物語」〜源氏物語を中心に...
- 隨心院、令和6年度『秋季非公開文化財特別展』12月1日まで...
- 比叡山延暦寺、「比叡の秋めぐり」開催中、11月24日まで...
- 法隆寺、「令和6年 法隆寺秋の特別展」開催中、11月24日ま...
- 東大寺、11月23日・24日に『第22回 ザ・グレイトブッダ...
- 成田山新勝寺が「令和7年正月奉仕員(アルバイト)」募集...
- 天台宗、令和7年版「天台宗開運招福カレンダー」申込受付中、締...
Report: 黒石寺の蘇民祭に行って来ました(その5)
1月29日夜から30日未明にかけて行なわれた黒石寺蘇民祭のレポート(その5)です。
蘇民袋争奪戦 午前5時~
蘇民袋とは、將軍木(かつのき)で作った六方形の小間木(蘇民將来=護符)を入れた麻袋(祈願者が1日で紡いだもの)で、争奪戦ではこれを裸の者達が奪い合いをします。中の小間木も投げられて奪い合い、また蘇民袋を奪った者(締め口を持ち続けた者)は、取主(とりぬし)、準取主として表彰されます。
いよいよ争奪戦が始まります。「ジャッソー!ジャッソー!」という男達の声が響きます。
もう、身動きがとれません。
見学者との境目はありませんので、これ以降は皆が入り交じっての大混戦になります。
左側の格子に掴まっていた親方が飛び降りました。蘇民袋に切れ目を入れるそうです。
蘇民袋に切り込みを入れる作業中の親方。
いよいよ始まりました。
六方形の小間木が投げられています。小間木の奪い合いになります。
小間木の拡大です。
本堂西側の取材陣の真下に集団が移動してきました。いずれも蘇民袋を求め本堂外陣でもみ合っているところです。テレビ局の人も巻き込まれています。
争奪戦の集団は、もみ合いながら本堂の外へ出て行きました。
集団はもみ合いながら寺の外に出て道路を進みます。
黒石寺から数百メートル離れた道路の端で決着。審判が折り重なった人を剥がして取主(=蘇民袋を取ったもの)を確定しました。周りは雪の中、夜も開け始めています。
精進小屋も撤収が始まりました。
お店の屋台も撤収です。
表彰式が鐘楼堂で行なわれました。取主と準取主が別当(住職)から表彰されます。
取主の賞品には米俵一俵。地元の方が取主になられたのは久方ぶりだそうです。
このあと、参加者全員におにぎりや酒が振る舞われました。
これまで争奪戦開始から約2時間。
その1へ。
その2へ。
その3へ。
その4へ。
続きはその6へ。
取材:OTSnews編集部